【定番】移乗介護でおすすめなスライディングボードを3つ紹介します

【定番】移乗介護でおすすめなスライディングボードを3つ紹介します

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移乗動作で用いるスライデイングボードについて知りたい方「スライディングボードを使って見たいけど、どんなものがあるのだろう…?自分に合ったモノで、日常生活を安心して過ごしたいです。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

    • スライディングボードでおすすめな商品を3つ紹介
  • スライディングボードよりも、大切なこと

この記事を書いている僕は、入院や訪問リハビリでスライディングボードを用いた移乗動作の練習やご家族への介護指導などを行ってきました。

今回は「移乗でおすすめなスライディングボード」を紹介します。

実際に僕が使ったことのある商品です。

この記事を書いた人
ヒロピノ

探究と挑戦を楽しむ理学療法士
医療・介護領域でのリハビリテーションを提供

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スライディングボードでおすすめな商品を3つ紹介

スライディングボードでおすすめな商品を3つ紹介
次のとおりです。

  • その①:イージーグライド【パラマウントベッド】
  • その②:イージーモーションBタイプ【モルテン】
  • その③:移座えもん【モリトー】

どれも車椅子からベッドやポータブルトイレなどへ移譲する際に使用する定番なモノです。

それでは、それぞれについて深掘りします。

その①:イージーグライド【パラマウントベッド】


パラマウントベッド イージーグライド(S)
スウェーデン製のスライディングボードです。

車椅子はアームレストが跳ね上げ式でなければ移乗がしにくいですが、シンプルな作りで使いやすいです。

強度も、素晴らしい

イージーグライドは強度が素晴らしく、本人はもちろん介助する側も安心して体重を乗せることができます。

とはいえ、しっかりと板の両端がベッドや車椅子の座面に乗っていなければちょっと厳しいかもです。

この辺りは使い方ですね。

その②:イージーモーションBタイプ【モルテン】

モルテン 移乗用ボード(イージーモーション)
モルテン 移乗用ボード(イージーモーション)
こちらは車椅子のアームレストが跳ね上げ式でない一般的な車椅子でも使用が可能なモノです。

形が長方形でなく、ブーメラン型で長さ78cmと長いため、少し距離のある移乗もできちゃいます。

使用する環境次第ですが、病院の車椅子でアームレストが跳ね上げ式でないタイプが主流だった頃には重宝しました。

その③:移座えもん【モリトー】

椅座えもんボード
椅座えもんボード
小さく折り畳んで持ち運べて便利なスライディングボードです。

折り畳んだ時の幅は14.5cm、長さは61.8cmで車椅子に座った足の横に差し込むことができちゃいます。

一人で移乗ができる方にオススメですね。

具体的な購入手順を知りたい方は、こちらをどうぞ。

【介護】スライディングボードの購入手順+その前にやるべき3つの事
「スライディングボードを購入方法を知りたい。スライディングボードの購入方法を、サクッと教えてください。」←こういった疑問に答えます。本記事では、スライディングボードを購入方法とその前にやるべき3つのことを解説しました。

スライディングボードよりも、大切なこと

スライディングボードよりも、大切なこと
まずは「質」より「量」を求めることです。

どんなに良いモノでも、使い方がヘタだったら安心できない

当たり前な話ですが、どんなに良いモノが合っても、それを上手く使えなかったら意味ないです。

スライディングボードで移乗を始める理由は、人それぞれですが、大きな理由の一つに「安全に移乗したい」というニーズがあると思います。

そして、安全に移乗するためには、やはり「上手くモノを扱う」こと必要ですからね。

安全に移譲するには、練習が必要

ごく一部、めっちゃ才能がある人もいますが、、、成果を出している大半の人は「圧倒的に数をこなしている」という事実があります。

よくある初心者の例として「スライディングボードで安全に移乗したい」と言いつつ、1週間に1回くらいしか練習しない人がいますが、、、それを完全に否定はしませんが、たぶん成長は遅くなりますよ。

数をこなすことで、質が高くなる

いろいろな方のお手伝いをしてきた僕ですが、毎日ちゃんと練習する人も見てきました。

毎日練習をすると、ぶっちゃけ「こんなのできなかったんだっけ??」という状態になるんですよね。

今はもうできるようになったから、できなかったことなんて忘れている。

こんな感じに成長するとなっていくと思っています。

移乗動作で、レベルアップする手順

スライディングボードの使い方が上手な方は、どんな環境でも調整する能力が高いです。そして、レベルアップの手順は下記のとおりです。

移乗を練習する→上手く移れない→試行錯誤する→また移乗を練習する→少し上手く移れる

こういった手順で徐々にレベルアップするものだと思っています。そしてこの過程で、ほぼ確実に「練習の量」が必須ですね。

ちなみに、ご家族の介助で移譲する方も同じです。こちらから「練習しましょう」というキッカケはもちろん促しますが、「練習したいです!」という気持ちを表現できる方は伸びが早いです。

試行錯誤しつつ、楽しく継続しよう

スライディングボードを使った移乗動作は、簡単に獲得できるものじゃなく、時間がかかります。

なので大半の人は挫折するのですが、、、一つコツを上げるなら「試行錯誤しつつも、自分が楽しむこと」だと思います。

具体的にはもし失敗したとしても、その失敗を笑い合えること。できない自分も楽しんじゃう感じです。

こういった感じで、僕は「楽しんで移乗の練習を継続すること」を重視しています。そうじゃないとできないことを頑張るなんて不可能ですからね。

というわけで、今回はこれくらいにしようと思います。