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麻痺手での書字や食事をとりたい方。「麻痺手で字を書いたり、スプーンやフォークを使えるようになりたい。何かよい方法はないだろうか?」
こういった疑問に答えます。
書字や食事を補助する自助具では、「ユニバーサルニューカフ」がおすすめです。どんな商品なのか、どのように使うモノなのか解説するので、気になる方はぜひ読んでみてください。
本記事の内容
- ユニバーサルニューカフが選ばれる3つの理由
- ユニバーサルニューカフを自分で調整する手順
- まとめ:ユニバーサルニューカフを活用して麻痺手で書字や食事をするのを叶えましょう
書字の上達については、非利き手での練習方法に関する記事が多く、麻痺手での書字に関する情報がとても少ないです。
そのため、今回の記事では“書字や食事を麻痺手でできるようにすることを叶える自助具とその使用手順”について紹介します。
ユニバーサルニューカフが選ばれる3つの理由
結論はユニバーサルニューカフが書字や食事の自助具としておすすめです。
- 理由①:ペンやスプーンの角度や長さ調整が自由にできる
- 理由②:どんな手の形状にもピッタリ合わせることができる
- 理由③:作業療法士が作った商品
理由① :ペンやスプーンの角度や長さ調整が自由にできる
ユニバーサルニューカフには、ペンやスプーンを取り付けるキャッチャーという部分があります。このキャッチャーが決まった角度ではなく、ステンレス部分を自由に曲げることができるので、ペンやスプーンの角度や長さなどの微調整がとても容易にできます。
理由②:どんな手の形状にもピッタリ合わせることができる
ユニバーサルニューカフは、手の形状になじむように曲げられる板で、どんな手の形状でもピッタリ合わせることができます。
手にしっかりとフィットするので、ペンやスプーンを保持するのに余計な力が入らず違和感なく使用することができるのが特徴の一つです。
理由③:作業療法士が作った商品
手や腕が不自由な方と日々接している作業療法士が作った商品なので安心です。
作業療法士の方は、既製品の自助具を活用するのはもちろんですが、手や腕の形状に合わせたオーダーメイドの自助具を作製することもあります。
そんな作業療法士の方が作ったユニバーサルニューカフは、指でペンやスプーンを持つときの腕、手首の動きが自然な形に近づくように開発された商品です。
肘や手首の動きを利用することで、肩こりや首周りの痛みなどが起きにくいようにも考えられています。
というわけで、ユニバーサルニューカフがおすすめです。一度試してみるとよいでしょう。
ユニバーサルニューカフを自分で調整する手順
ユニバーサルニューカフを自分で調整する手順は次のとおり。
- 手順①:手の形状に板を合わせる
- 手順②:使うペンやスプーンをキャッチャーにはめる
- 手順③:キャッチャーの角度を調整する
- 手順④:ペンやスプーンの長さを調整する
- 手順⑤:字を書いてみて・食事をしてみて微調整
手順①:手の形状に板を合わせる
まずは手の平に合わせましょう。板のとんがり部分を生命線と運命線のあたりに合わせて、左右の長さを決めます。
左右の長さを決めたら、”手の厚みと丸みに合うように”に板を曲げていきます。
一度で完璧に合わせることは難しいので、何度かやり直すことを前提にして合わせましょう。
手順②:使うペンやスプーンをキャッチャーにはめる
書字の場合には、滑らかに書きやすいクーピーがおすすめです。
ペンの太さも大切で、細すぎると持ちにくく、余計な力が入りやすいなってしまいます。そんな時にはペングリップを活用するとよいでしょう。
スプーンやフォークの場合は、オールステンレスハンドルが推奨されています。
次からは手にはめた状態での調整です。
手順③:キャッチャーの角度を調整する
ちょっと難しいですが、ペンやスプーンを取り付けたキャッチャーの角度調整をします。具体的には次の2つの作業が発生します。
- その①:ペン・スプーン先端の左右位置の調整
- その②:ペン・スプーン先端の上下位置の調整
その①:左右の調整
ペンやスプーン先先の左右の位置を調整していきます。
ペンの場合には、先端が右側に行き過ぎるとペン先が見えない、指が届かないなどとなりがちなため、ペン先が自分で見える程度に左へ広げるイメージをするとよいでしょう。
スプーンやフォークの場合には、先端が口に運びやすくなるイメージで調整します。オールステンレスハンドルを使用するとスプーン自体の首も自由に曲げられるので便利です。
その②:上下位置の調整
次は上下の調整です。
これは、少し動きにくいですが、
- 上に動かしたければ、時計回りに少し捻る感じ。
- 下に動かしたければ、反時計回りに少し捻る感じです。
※あまりキャッチャーの付け根に捻りを加え過ぎると折れてしまうので注意が必要です。
手順④:ペンやスプーンの長さを調整する
書字の場合には、書く動作をしてみてペン先と紙との距離感を合わせます。毎回ペンを外す場合には、どの位置につけるとちょうど良いのかペンに印をつけておくと一度調整すればよいので便利です。
食事の場合には、口に運ぶ動作をしてみてスプーン先端と口の距離感を調整します。
手順⑤:字を書いてみて・食事をしてみて微調整
あとは実際に字を書いてみて・食事をしてみて微調整します。
手順⑤までで、なんかしっくりこないという場合には、手順①から調整しなおします。手の板の付け方がゆるい場合がよくあるのでやり直ししてみましょう。
まとめ:ユニバーサルニューカフを活用して麻痺手で書字や食事することを叶えましょう
ユニバーサルニューカフは、麻痺手で書字や食事をすることを叶える自助具です。
「利き手で字を書きたい・食事をしたい」という方には、試しに自助具を使ってやってみましょう。はじめは難しくても、少しずつ練習を積み重ねることで麻痺手で書字や食事をすることが叶えた方を見てきました。
ユニバーサルニューカフのカタログも載せておきます。
http://fusekikaku.co.jp/catalog/pdf/vol10.pdf