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身体の困りごとがある方「なんか調子が悪くて、だいぶ太ってしまって、足がむくんで、パソコンやると肩が凝って、前より声が出しにくくて、長く座っているとお尻が痛くて、、、困ったなぁ。」
こんな身体の困りごとがある方に答えます。
体調や気分がすぐれないとき、どうして調子が悪いのかみなさん考えますよね。何か原因として思い当たることがあれば体調や気分も少し晴れていく。
ただ、何も思い当たることがないと、「このまま調子が戻らなかったらどうしよう、、、。」「また病気になってしまうかも、、、」などどんどん悪い方へ考えてしまいがち。
そんな時に、よくある身体の困りごとを解決して、快適な生活を続ける方法がまとまっていれば困ったときに役立つことがあるはず。
そこで、訪問リハビリで経験した、よくある高齢者の身体の困りごとに対する方法をまとめます。
高齢者のよくある身体の困りごと
よくある身体の困りごとは、
- 真夏のあつい季節に調子が悪い
- 太ってしまって、、、
- 足がむくんで、、、
- パソコンをすると肩や腰が痛い
- 声がかすれて出にくくなってきた
- 朝起きると腰が痛くて困る
- 座っている時間が長くてお尻が痛い
- 麻痺のある手で字を書きたいけど、うまく書けない
などなど。
一つ一つ深堀りしていきます。
「真夏のあつい季節に調子が悪い」ときの確認・対応方法
真夏の時期、あまり外出しないご老人で起こりやすいのが、脱水症状です。本人は気づかないことのが特徴で、訴えもさまざまで本人も脱水だとはおもわなかったということもしばしば。
脱水かもしれないと思った時に、自宅で確認する方法があります。簡易に確認できるので、知っておいて損はないかと。
ただ、脱水の確認方法は簡単なのですが、「脱水かもしれない?!」と気づくことの方がとても難しいのです。
やはり本人が気づかないので。家族も気づきにくい。
「真夏」と「体調不良」ときたら、反射的に「どのくらい水分とっているか」「トイレの回数は少ないか」を確認するということが大切。
特に寒い時期に、ご老人はトイレの回数が増えないように水分摂取を控えてそのまま春を過ごし、夏になり始めた時期が一番起きやすいです。
毎年のことですが、夏になり始めた時期には必ず訪問リハビリを伺った際に水分について確認するようにしています。みなさん、どうしても水分控えるクセが抜けないんですよね。
詳しい脱水症状の確認方法については下記の記事で紹介していますので、ご覧ください。
実際に、確認してみたら脱水だった場合、何を飲めばよいか考えますよね。そんな時には、まずスポーツドリンクを飲みましょう。よりひどい場合には経口補水液を。
落ち着いたら、今度はまた脱水にならないようにしようと思うはず。普段自分が飲んでいるお茶などを飲んでいて大丈夫なのか迷ってしまいますよね。
カフェインが含まれるものは避けましょう。利尿作用があるので。ビールと一緒ですね。最近では、カフェインレスやカフェインゼロという飲み物もたくさん販売されています。
あとはトマトジュースや牛乳などはどうなの?と疑問に思う方もいるかもしれません。下記の記事で脱水だと思った時に何を飲めば良いかについて紹介していますので、どうぞご覧ください。
「太ってきてしまって、、、」というときの対策方法
病院から退院してきたら「太ってしまって、、、」という方、とても多いです。実際に訪問リハビリで「食事は以前より減らしている、でも体重は増えていく」と訴えらることがよくあります。
もちろん以前より座っている時間が長くなったとか、運動するといっても、毎日はちょっとね、、、という運動による消費量自体が少ないという要因もあるでしょう。
こんなとき、「ペースト状になってから飲み込む」という食べ方にすることで体重をストップさせることも。
特に男性の場合、
- 食べるのが、早い
- 噛むよりも、飲む
- 甘いものが、好き
僕がみてきた中での傾向は上記のとおり。
一般的には運動量を増やしましょうと言いますが、高齢者には運動するにも限界があるし、やり過ぎて体調を崩してしまっては本末転倒です。
具体的な「食べ方」については、下記の記事で紹介していますので、どうぞご覧ください。
「足がむくんで、、、」ときの対策
足のむくみが出てくることも、よくある悩みです。
足が不自由になって長時間座っていることが多くなるとともに、運動不足や足が冷えたり、水分や塩分を摂りすぎたりして、結果的に「足のむくみが、、、」と訴えられることが多いです。
そんなの座っている時間が長いんだから当然だろうと思いますが、座っている時間が長い人の中には足のむくみが少ない方もいるんです。
1日の中で座っている時間は長いけど、足のむくみが少ない方の特徴は、
- 1時間おきに家事をするor歩く
- 水分・塩分を摂りすぎない
- 足を冷やさない
上記のとおりに工夫されているんですよね。
もちろんこれが全ての方に共通することとは言えないですが、足のむくみへの予防策がうまく当てはまると完全ではないにしてもむくみは解消できます。
他にもいろいろな予防策がありますが、詳しくは下記の記事で紹介していますので、どうぞご覧ください。
「パソコンをすると肩や腰が痛い」というときの対策
パソコンで作業していると時間を忘れてしまいますよね。気づいたら2時間、3時間たっていることも。
すると気づいたら肩や腰が痛い、、、どうにかしてくれ、と。
もちろんその時の肩や腰回りの筋肉を柔らかくすることも必要ですが、そもそもパソコン作業の環境と姿勢を見直すことで、肩や腰回りの負担を減らすことも大切です。
パソコン作業でよくある作業姿勢は、
- 猫背になっている
- 顔が画面に近づきそうな状態
上記の姿勢のまま数時間作業しつづけると肩や腰に負担がかかるのは容易に想像できるでしょう。
じゃあ、どうすればいいの?って思いますよね。
一番重要なのは、背もたれを使うこと。画面に集中するので使っていない方がとても多いです。背もたれを使うと上半身の60%の負担を軽減できると言われています。
背もたれを使おうとしてもデスクと椅子が遠い場合にはせっかくの背もたれが使えません。足元に荷物が置いてあり椅子を近づけられないこともよくあるので、そんなときには足元のモノを整理することも必要です。
他にもパソコン作業の環境や姿勢についてはポイントがありますが、長くなってしまうので詳しくは下記の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
「声がかすれて出にくくなってきた」ときの予防策
外出して友人と会話をすることや家族・親族との交流もここ数年減っているのではないでしょうか。会話をするのは、夫あるいは妻とが中心。
ただし、夫婦だといつも一緒なので、それほど会話もないし、テレビを見ながら話したり、家事をしながら話したりするので、ちゃんと対面して会話することはほとんどないでしょう。
たまに来客があったときに、会話をすると「息が苦しくて話すのが大変」「声がかすれて出にくい」などに気づく。あれ、おかしいと。今まで何も考えなくてもできていたことができなくなっていることに気づくとショックですよね。
でも、これは生活スタイルや習慣が変わったことで話し方を忘れてしまっただけなので、ちゃんと取り戻すことができます。
声が通って話しやすくなる方法は、
- 外出した時のような姿勢を作る
- 表情や口の動きを作る
- 発声する機会を作る
上記のとおり。
といっても、外出もまだそんなに気軽にできないし、マスクもつけてるからできないよ。と思う方も多いでしょう。
自宅でも、上記のような方法をうまく作っていく必要があります。具体的には下記の記事で紹介していますので、どうぞご覧ください。
「朝起きると腰が痛くて困る」ときの予防策
朝起きると腰が痛くて動けない、、、。ベッドよりもソファーの方が眠れるんだけど、腰が、、、。あるいは寝つきが悪くて、、、そんな方も多いでしょう。
こんな方は寝具が身体に合っているか確認して、身体に合ったマットレスや枕を使うことが必要。
自分では身体に合っていると思っていても、身体は加齢に伴って変化し、背中も曲がっていく。背中が曲がるとマットレスや枕に接触する面積が少なくなり隙間ができます。
隙間があると、身体を下から支えてくれる面積が減る分、自分では気づかないうちに肩や腰の関節や筋肉へ負担をかけてしまいます。
そんな時に、一番簡単な方法は、マットレスを見直すこと。マットレスの上に乗せるだけのマットレストッパーを使ってみることもいいでしょう。
使ってみるとマットレスに吸い込まれるような感覚になることも。身体に合っているとこんなに違うんだと気づ来ます。
詳しくは下記の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
「座っている時間が長くてお尻が痛い」ときの予防策
足が不自由になると、どうしても座っている時間が長くなります。そんな時によくあるのが、「お尻が痛くなる」こと。
中には、床ずれになってしまう方も。そうなると足が不自由だけど、座ってもいられない、、、どうしようもなく困ってしまいますよね。
自分のお尻を大事に扱うと、お尻の痛みを予防できます。
例えば、
- 座面にクッションを敷く
- 立って歩く機会を作る
- お尻の皮膚をケアする
上記のとおりで、そんなに難しいことはありません。自分のお尻を大事にできるかどうか。
実際に、工夫することで床ずれを予防することができた方もいます。詳しくは、下記の記事で紹介していますので、どうぞご覧ください。
「車いすで過ごす時間が長く、肩や首のコリや猫背で悩んでいる」ときの予防策
一人で歩くことが難しい場合でも、生活では必ず「移動する」という行為が伴うため車いすを使って移動する手段をとることが多いです。
車いすを使うことで移動することにはとても便利な手段ですが、座って過ごす時間が長くなることによる弊害ももちろん出てきます。
例えば、猫背になる、肩・首のコリがつらいなど。丸くなった姿勢が長く続き身体を伸ばすという行為が少なくなることで生まれる不具合です。
そんなときに膝の上に置くだけで腕の重さを減らし肩や首の負担軽減する「腕まくらプラス」。
腕の重さは片腕で約3-4kg、両腕だと約6-8kgになります。この重さを除去することで首や肩への負担を減らし、猫背の姿勢も改善できます。
「腕まくらプラス」は車いす付属品として介護保険レンタル商品なので、一度試してみるとよいでしょう。
詳しくは下記の記事で紹介していますので、どうぞご覧ください。
「麻痺のある手で字を書きたいけど、うまく書けない」ときの解決策
「麻痺のある手で字が書きたい」「でもうまく書けない」という方は、意外と多いです。
実際に訪問リハビリで数ヶ月間、字を書く練習を継続することで、全く読めない文字しか書けなかった方が、メモ書きができるようになるのを目の前で見てきました。
字を書くには、
- ○や△、□など線を描く
- 大きな文字をトレースする
- 字を書く練習をする
上記のような方法をたどると字は書けるようになります。ただ、一番難しいのは練習を継続することです。
字を書けるようになるには、数ヶ月必要です。しかし、その数ヶ月続けるという行為はとてもハードルの高いこと。
字を書くために、準備するペンや机などの環境の整え方、自助具の活用、継続するための行動について気になる方は下記をチェックしてみてください。
高齢者によくある身体の困りごとを解決して、快適な生活を続ける方法
よくある身体の困りごとの予防策を紹介しました。
ただ、このような記事は高齢者になかなか届きにくいのが現状です。ここまで読んでいただいけたということは、身近の高齢者に関わる機会のある方ではないかと思います。
もし、参考になることがあれば、ぜひあなたの身近な高齢の家族や友人などに教えていただけると幸いです。
僕も引き続き記事にしていきたいと思います。