【介護】スライディングボードの購入手順+その前にやるべき3つの事

【介護】スライディングボードの購入手順+その前にやるべき3つの事

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はじめてスライディングボードで移乗する方「スライディングボードを購入する方法を知りたい。スライディングボードを使うのははじめてなので、どのように買うか知りたいです。スライディングボードの購入方法を、サクッと教えてください。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • スライディングボードを購入する方法
  • その前にやるべき3つのこと

この記事を書いている僕は、入院や訪問リハビリでスライディングボードを使用した移乗方法の練習や購入の支援をしてきました。

こういった背景の僕が、今回は「スライディングボードの購入方法」についてサクッと解説していきます。

そもそもスライディングボードって何?という方はこちらをどうぞ。

【はじめての方】移乗する際のスライディングボードの使い方【解説】
「スライディングボードってなんだろう?利用するときの注意点や具体的な使い方を知りたい。」←こんな疑問に答えます。本記事では、スライディングボードとは?から具体的なスライディングボードの使い方と応用例の話まで解説しました。
この記事を書いた人
ヒロピノ

探究と挑戦を楽しむ理学療法士
医療・介護領域でのリハビリテーションを提供

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スライディングボードを購入する方法

スライディングボードを購入する方法
購入する前に介護保険証の要介護度を確認しましょう。

要介護度2以上の方は介護保険でのレンタル(貸与)が可能

スライディングボードは、介護保険では特殊寝台付属品としてレンタルが可能です。

特殊寝台付属品とは、簡単に言うと介護ベッドの周りの用品ですね。

他には、ベッド柵やマットレスなどが該当します。

レンタルのメリット

  • 必要な期間のみ利用できる(歩行器の冬季間以外の利用など)
  • 身体状況の変化に合わせて、商品を変更することができる
  • 購入するよリも低価格で利用できる

上記のとおり。

もし利用したい場合には、担当ケアマネジャーに相談してください。

スライディングボードの費用

スライディングボードはたくさんあるのですが、おすすめだけをピックアップします。

基本的には上記から選べばオッケイです。

なお、それぞれ特徴が少し異なりますので、目的別に自分に合っているモノを判断するのには下記の記事をご参照ください。

【定番】移乗介護でおすすめのスライディングボードを3つ紹介します

セットアップ方法は、特にありません。

購入してから商品自体を設定することは、特にありません。
あとは使いたい場所で、使ってみるのみです!

とはいっても、転落には注意。ここの対処方法は後ほど解説します。

どうしても不安なら、ケアマネジャーに相談しましょう

自分で購入するのが不安、という方はケアマネジャーに相談してみましょう。すると、必要性を含めてアドバイスをくれて、購入となれば福祉用具業者に手配までやってくれます!

レンタルか購入か迷っている場合にも、相談はありかもです。

スライディングボード購入前にやるべき3つのこと

スライディングボード購入前にやるべき3つのこと
次の3つです。

  • その①:車椅子とベッドの仕様を確認する
  • その②:使いたい場所を特定する
  • その③:使い方を専門家にアドバイスや指導してもらう

その①:車椅子とベッドの仕様を確認する

まずは使用している車椅子の仕様

  • アームレストが跳ね上げ式?

→というのは、長方形のスライディングボードは基本的にアームレストが跳ね上げ式の車椅子が使用条件となっているから。

  • フットレストが開閉式?

→フットレストは、開閉式であれば車椅子とベッド間の距離が近くすることができます。

※車椅子とベッド間の距離が遠くても大丈夫なモノは限られるため注意が必要です。

次に使用しているベッドの仕様

  • ベッドの高さ調整ができるか?

これは例えばベッドの高さと車椅子の高さが違いすぎると、一方では高いところから低いところへ。反対に低いところから高いところへ移乗することになってしまいます。

電動ベッドを導入していて高さ調整ができるタイプであれば問題ありません。

もし、高さ調整ができないベッドであれば、ベッドと車椅子座面の高さがなるべく平行になる必要があるため高さの確認が必須になります。

その②:使いたい場所を特定する

安全な移乗には、場所の設定が欠かせません。そして、悲しいことに場所を考えていなければ、せっかくの道具もタカラの持ち腐れです。

なので、移乗する際の場所をまず特定しましょう!といってもおおむね車椅子とベッド間になるかと。

使う場所によって、スライディングボードを使いやすいように車椅子の向きやアプローチ方向を変更したり、逆にベッドの位置や向きを変えたりすることもあります。

ようするに部屋のレイアウトを考えることが必要になります。

その③:使い方を専門家にアドバイスや指導してもらう

購入したら、使ってみるのみと先ほど書きました。とはいえ、転落には注意が必要。←これを解決するには、購入する前に専門家にアドバイスや指導をしてもらうのが一番でしょう。

ですが、たまに利用者さんのご家族から「これ買ってみたんです」と言われることがあり、その時の僕は「どうして買う前に相談してくれなかったのだろう、、、」と。

買うこと自体が悪いことではないのですが、介助を前提として作られているモノなので実際に利用者さんとそのご家族で使えるモノなのか事前に検討することが大切だと思います。

というわけで今回は以上です。
記事が参考になれば幸いです。