【DIY】パーキンソン病のすくみ足を軽減する杖の作り方

【DIY】パーキンソン病のすくみ足を軽減する杖の作り方

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パーキンソン病のすくみ足でその場から動けずに困ることがある方「足がすくんで前に出ない、声をかけないとその場にずっととどまってしまう、、、周りの人に声をかけられたり、注目されたりすると余計に足が出なくなって、、、」

こんな悩みに答えます。

結論からお伝えすると、パーキンソン病のすくみ足を軽減する杖を作りましょう!

というのは、自分で作れば100円程度で作れちゃうので、試しに作って使ってみて効果があったらそれでいいですし、残念ながら効果がなくても100円なら許せるからです。

といっても、効果があるかないか、作る前にわからないの?という方には、効果があるか事前に確認する方法も解説しますので、ぜひご覧ください。

本記事の内容

  • パーキンソン病のすくみ足を軽減する杖を作る前に確認すること
  • パーキンソン病のすくみ足を軽減する杖の作り方
  • 杖の使い方とメリット、デメリットについて

この方法は、パーキンソン病歴10年の方と一緒に訪問リハビリで実施した方法です。詳細は下記の記事でまとめています。

この記事を書いた人
ヒロピノ

探究と挑戦を楽しむ理学療法士
医療・介護領域でのリハビリテーションを提供

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パーキンソン病のすくみ足を軽減する杖を作る前に確認すること

パーキンソン病のすくみ足を軽減する杖を作る前に確認すること
すくみ足があるからといって、いきなり杖を自作することはおすすめしません。
効果がでるかどうか確認することが大切です。

杖を作る前に確認するために使うモノ

「割り箸」です!
どのご家庭でも必ずありますよね。

試し方

すくみ足があるとき、

  • 割り箸を出したい足の少し前に置くだけ

そこで、

  • 足が前に出せれば効果あり!

反対に、足が前に出ない場合には、残念ながら向いていないかもしれません、、、。

パーキンソン病のすくみ足を軽減する杖の作り方

パーキンソン病のすくみ足を軽減する杖の作り方

準備するもの

割り箸で足が前に出せた方は、杖を作ってみましょう!

準備するものは、

  • 割り箸
  • 小さな棚受け金具
  • ビニールテープ
  • ハサミ

の5つだけです。

杖を作る手順

  • その①:小さな棚受け金具を先ゴムにつける
  • その②:金具の先に割り箸をつける

その①:小さな棚受け金具を先ゴムにつける

まずは、杖の先ゴムに金具をビニールテープで巻きつけます。

この時に「地面からどのくらいの高さ」に割り箸が来るとちょうど良いのか確認することが大切!

あまり高すぎると足に引っかかって転倒の危険性があるので、できれば立った状態で高さを試してみて、本人が良いと思う高さに設定するのが間違いないです。

「金具をつける向き」は、杖を手に持った時に内側(足側)に来るようにつけましょう。

その②:金具の先に割り箸をつける

次に、金具の先に割り箸を置いて、ビニールテープで巻きつけます。割り箸は室内用であれば、紙で包装されているものでも構いません。

床が濃い色の場合には、包装紙の白さが際立って見えるので効果的です。

ただ、少し踏んでしまったり、擦れたりすることで少しずつ紙が痛んでくるのは悪しからず、、、。

屋外用の杖に取り付ける場合には、包装紙は不向きです。
割り箸を裸にして取り付けるか、薄い竹を短くカットしたものを使うと良いでしょう。

これで完成です。
割り箸をつけた杖

割り箸をつけた杖の先

杖の使い方とメリット、デメリットについて

自作した杖の使い方、メリット・デメリット

使い方

割り箸が足の前に来るようにセットします。

あまり前に起きすぎると、

  • 足が前に出ない
  • 前に出した足で割り箸を踏んでしまう

ことがあります。試してみて、数歩から数十歩すすめるような置き方にしましょう。

1歩目が出たあとは、

  • 後ろに持ったまま歩く
  • 少し外側について割り箸が当たらないようにする

上記が必要です。

自分で杖を作るメリット

メリットは、

  • 100円程度で作れる
  • 割り箸に集中するため、周りに人がいても気にならない

上記の3つです。

金具は、100均でもありますし、ホームセンターで一つ数十円で購入できて、割り箸もビニールテープも家にあればタダです。

「割り箸」というきっかけで1歩が出やすく、周りに人がいても、自分の杖先についている割り箸に集中できるので、精神的な緊張感も軽くなります。

自作する前は誰かの声かけや手助けが必要だったものが、自分一人で足を出せたという達成感は、その後の生活でとても精神的な安定が生まれます。

デメリット

デメリットは、

  • 割り箸に足を引っかけて転倒の危険性があること
  • 足で踏んだ場合には壊れること
  • 少し杖を外側や後ろ側につかなければ歩きにくいこと

上記のとおり。

せっかく工夫したのに逆に転んでしまっては本末転倒です。

  • つける前に自分に合っているかどうか
  • つける場合には高すぎないか

をしっかりと確認しましょう!

今回は、パーキンソン病のすくみ足を軽減する杖の作り方を紹介しました。
記事が参考になれば幸いです。