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ベッド周辺で転ぶことが多い方「最近、父親がベッドの横で夜中に倒れていたんです。寝ぼけていたから仕方ないのかな、、、ベッドの横に”たちあっぷ”っていう置き型手すりはつけているのに、なんで倒れていたんだろう、、、」
こんな疑問に答えます。
結論から言うと、”たちあっぷ”だけでは転んでしまう方が多いです。
それは、ベッドの横に”たちあっぷ”があるだけでは、立った後には手すりが体の後ろに来てしまうからです。
それでは、この理由について深掘りしていきます。
”たちあっぷ”だけでは転んでしまう理由
”たちあっぷ”の形
”たっちあっぷ”の形は、3つの形があります。
- 横てすり1本の形
- コの字型
- L字型
横手すりは
- ベースの真ん中にあるもの
- ベースの端にあるもの
- 手すりの長さが長いもの
の3つに分かれます。
これをご自分のベッドあるいはソファーから立ち座りする補助として使用します。
ベッドに設置する場合には、起き上がる時の補助にも活用できるのが特徴です。
”たちあっぷ”の形の選び方
ベッドでは、
-
- 立ち上がりの補助として
- 起き上がりの補助として
利用されることがほとんどです。中には、ベッドから落ちないように付けてもらいたいと希望されることもあります。
ソファーでは、
- L字やコの字型を選ぶと大抵のソファーの前にはテーブルがあるためその奥へ進む道を塞いでしまうことになります。
L字型やコの字型では、ベース部分も大きく床に出ることになるため、
- 足元に少し段差ができる
- 見栄えがスッキリしない。
と訴える方もいます。
今まで使っていたベッドに手すりをつける時に利用者さんは見た目を優先する場合が多いです。
理想は、
- 使いやすくて
- 見栄えも良くて
- 邪魔にならず
- 道も塞がない
ですが、全ての条件をクリアできることはなかなか現実ではありません。優先順位をつけて選択する必要があります。
”たちあっぷ”だけでは転ぶ理由
”たちあっぷ”はベッドやソファーの横に設置されることが多く、ベッドやソファーに沿った横手すり1本の形が一般的です。
この”たちあっぷ”の形と位置が要因
- 立ち上がった時に自分の体の位置よりも後ろに手すりがくる
身障者用トイレの手すりは
- 便座の位置よりも前に縦手すりがある位置関係になっている
立ち上がりの補助となる手すりは本来であれば体より前になければいけません。これが”たちあっぷ”だけでは転んでしまうという理由です。
”介助くん”ってなに?
”たちあっぷ”の手すりにもう一つ手すりを延長するものです。
- 必要だと思う方向に手すりを延長できる
- 立ち上がりの補助
- 手すりにつかまりながら移動できる
既存の手すりの形から自分好みの形へカスタマイズできる。
注意点として、
- 体重をかけるとベースが浮いてしまう
- ベッドやソファーとの固定力が必要
※固定力を上げるためには”ベッドでとまるくん”というものがあります。
この”介助くん”を”たちあっぷ”の一般的な横手すりに取り付けると、病院のレバー柵のようなイメージで見た目もスッキリさせて手すりをつけることができます。
誰に相談したら良いのか?
どのように使用したら良いか、自分に合っているのか
自分の体にあった福祉用具を選ぶには、
- 訪問リハビリ
- 訪問看護師
- 福祉用具業者
- ケアマネジャー
に相談すると良いでしょう。
それぞれ視点が異なるので、色々な意見を参考に自分がこれだと思うものを選ぶと良いです。
簡単にそれぞれの特徴を説明すると、
訪問リハビリ
体の動きに合わせた福祉用具を考えることが得意
訪問看護師
看護・介護に必要な福祉用具を考えることが得意
福祉用具業者
福祉用具の使い方や方法に詳しい
ケアマネジャー
関係者の意見をまとめるためそれぞれの職種の考え方やいろいろな利用者さんの実態を把握している。
上記のとおり。
まとめ:ベッドあるいはソファー近くで転ぶ方
ベッドあるいはソファーの近くで転ぶ方・そのご家族へ
転んでしまうことを歳だから仕方ないと諦めていませんか?
”たちあっぷ”に”介助くん”という少しの工夫をするだけで、立ち上がることや立位が安定することを紹介しました。
今ある環境を少し工夫することで動くことが楽になる、介護の負担が減るという未来に繋がる可能性があります。
諦める前に何か工夫はできないかと関わっているスタッフへ話をしてみましょう!
介護保険でレンタルできる突っ張り型手すりについても解説していますので、ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
何かの参考になれば幸いです。