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朝起きると腰が痛い方「腰が痛くて、、、介護保険でレンタルしたマットレスが硬すぎて腰が痛い、、、ソファーの方が眠りやすいんだけど、朝起きたら腰が痛くて、、、どうすればいいんだろう。」
こんな悩みに答えます。
結論からお伝えすると、今あるマットレスに工夫すると腰が楽になりますよ。腰痛が治るというモノではないですが、一番簡単に腰を楽にできる方法です。
本記事の内容
- マットレスの工夫で腰痛が起きる理由
- 今使っているマットレスの寝心地改善におすすめの商品
- 実例の紹介
- まとめ:朝起きると腰が痛い方へおすすめのマットレスの工夫
この記事を書いている僕は、自宅へうかがってベッドの上でリハビリをすることがあります。
ベッドの感触が「あ、気持ちいい!」と感じる場合、マットレストッパーを使っていることが多いです。
そのあたりの経験を踏まえて、腰痛を楽にするマットレスの工夫について深掘りしていきます。
マットレスで腰痛が起きる理由
まずは、朝起きると腰が痛いという場合の原因を深掘りしていきます。
腰痛の原因
朝起きたときに腰が痛いという場合に考えられる原因は以下のとおり。
- 背骨の変形
- 使っている寝具
それぞれについて深掘りしていきます。
背骨の変形
年齢が40~50代を過ぎてくると加齢性の変化がおこり、特に椎間板が弱くなってつぶれたりずれたりすることで背骨の変形が進みます。
また、骨粗しょう症性の圧迫骨折をきっかけとして曲がってくる場合がとても多いです。
高齢者の場合には、この背骨の変形を前提に使っている道具を考えていく必要があります。
使っている寝具
- 枕の高さ
背骨が曲がってくると頭が前に出てきます。そうなると、枕の高さも少しずつ高くしなければ背骨のS字ラインに合わなくなってしまいます。
枕の高さが低すぎると、顎が上がってしまう状態となり、首の骨や筋肉に負担がかかり、起きた時に首や肩周辺の痛みがでたりします。
- マットレスの硬さ
例えば、背骨が曲がっているのに、硬いマットレスの場合、マットレスと接触する面積が少なくなり身体とマットレスの隙間が増えて結果的に背骨に負担がかかってしまいます。
逆に、マットレスがやわらかすぎる場合(ソファーで眠る場合も)、背骨が曲がりすぎて、起きて背骨が伸びた時に痛みが出ることになります。
- 掛け布団の重さ
掛け布団の重さは、寝返りのしやすさと関係しています。寝返りがしにくいと寝ている間に姿勢を変えることができずに腰痛が出やすくなります。
ソファーで眠ったあと腰が痛くなる例
こんな体勢で眠ることになります。
腰が沈み、柔らかくて、寝返りが打てない・打ちにくい状態です。
眠っているときに姿勢が変えられないと、腰や首・肩に痛みがでてきます。
これは、長時間同じ姿勢で座っているときと同じですね。
今使っているマットレスの寝心地を改善する工夫
今使っているマットレスに重ねて使えるマットレストッパーというモノがあります。
マットレストッパーがおすすめな方
マットレストッパーとは、硬い(もしくは硬くなった)マットレスの上に敷いて、体圧分散性を向上するためモノです。
そのため、「マットレスが硬すぎて腰を痛めている場合」においては、腰痛を楽になる効果が大きく見込めます。
おすすめは
トゥルースリーパー
これが、僕が結構な頻度で遭遇するマットレストッパーです。
とはいえ、お店に足を運び、マットレスの実物に横になってみて、自分に合った寝心地かどうかを確かめることも大切です。
マットレス自体の買い替えが必要な方
逆に、ソファーのようにマットレスが凹んでしまうほど、柔らかすぎる場合には、マットレス自体を買い替えることをおすすめします。
マットレスを選ぶポイントは
- 背骨がS字を描く姿勢
- 適度な反発力
- 寝心地の良さ
上記3つのポイントです。
それぞれ深掘りします。
背骨がS字を描く姿勢
横になった状態で、背骨がS字を描く姿勢になるマットレスが理想的です。腰痛の予防・改善に重要なポイントなので、必ず確認しましょう。
適度な反発力
反発力の高いほうがスムーズに寝返りを打てるため、腰への負担が軽減できます。柔らかすぎる、または硬すぎるマットレスは、いずれも腰痛を持つ人には向いていません
マットレスが柔らかすぎるのがよくない理由
寝返りを打ちにくくなります。同じ姿勢でいることになり、腰など関節に負担がかか裏ます。
マットレスが硬すぎるのがよくない理由
寝た姿勢で腰部分にすき間ができてしまいます。腰が支えられていない体勢で数時間も過ごすと、腰痛の原因になります。
寝心地の良さ
快適に眠れるマットレスかどうかは、個人的な好みや感じ方の違いもあります。
そのため、お店に足を運び、マットレスの実物に横になってみて、自分に合った寝心地かどうかを確かめることも大切です。
起きたときに腰の痛みを感じる人におすすめのマットレスは?
高反発である程度の厚みがあるマットレスがおすすめです。
睡眠中、寝返りをラクに打つためには高反発のほうが適しています。また、厚みが少ないと腰やお尻が床に接触する(底付き)ことにより、違和感が生じます。
多層構造で厚みが10cm以上ある製品を選ぶほうが快適に眠れるでしょう。
実例の紹介
ソファーでは眠れるけど、朝起きると腰が痛い、でもベッドでは眠れない、、、という方に実際に対応しました。
その①:まずはソファーで眠ることで腰痛が出やすいことを伝える
上記の
- 背骨が曲がりすぎて負担がかかること
- 寝返りが打てないこと
を実際に僕がソファーに横になってみながら、伝えます。
その②:ベッドで眠れない原因を探る
そして、ベッドで自分も横になってみて、「あ、硬い、、、そして、枕が低い、、、」と感じました。
そこで、ベッドで眠れない原因は
- マットレスが硬すぎること
- 枕が低すぎること
が考えられました。
その③:対策を提案し、その場で試す
対策として
- 枕の高さを高くすること
- マットレストッパーを検討すること
を提案しました。
枕の高さについて
タオルを重ねてどのくらいの高さがよいか試していきます。
すると、高さの違いで首や肩の楽さが変わることを実感できました。
マットレストッパーについて
まずは膝下に座布団を入れて接触面積を増やしてみると、腰や足が楽だという反応がありました。
ということは、マットレスが硬くて接触面積が少なく、腰が痛くなるということを伝えます。
その場ではマットレストッパーが試せないため、ご家族の付き添いのもとお店(ニトリ)でお試ししてみることをお伝えし検討してもらいました。
→最終的な結果として、枕とマットレストッパーを購入し、以前よりベッドで眠る頻度が増えるようになりました。
まとめ:朝起きると腰が痛い方へおすすめのマットレスの工夫
朝起きたときに腰が痛いという状況を楽にするにはマットレスや枕などの寝具が重要です。
- 長年使っているマットレスで硬すぎる場合→マットレストッパーというモノが便利!
- マットレスが凹んで柔がすぎる場合→マットレス自体の買い替えの検討が必要!
腰痛に悩む人は、ぜひ一度、ご自分の寝具について見直してみましょう!