【無料の方法あり】高齢者でテレビの音がうるさい時の対策【実例も紹介】

【無料の方法あり】高齢者でテレビの音がうるさい時の対策【実例も】

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テレビの音がうるさくて困っている方「最近家族がテレビを大音量で聞くからうるさくて困る。本人も聞こえなくて困るっていってるけど、私まで耳が遠くなってしまいそう。どうしたらいいかしら、、、。」

こんな疑問に答えます。

結論からお伝えすると、テレビの音を聞こえやすくするモノを使いましょう!同じような悩みで困っている人はたくさんいて、テレビの音に関する商品も豊富だからです。

本記事の内容

  • テレビが大音量になってしまう原因は?
  • テレビの音がうるさくて困った時の対策について
  • 実例:試してみた結果

この記事を書いている僕は、理学療法士として訪問リハビリでお宅へうかがってリハビリをしています。

その中で高齢な夫を介護する家族から上記のような訴えがあったので、実際に対策してみた結果を含めて解説します。

この記事を書いた人
ヒロピノ

探究と挑戦を楽しむ理学療法士
医療・介護領域でのリハビリテーションを提供

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テレビが大音量になってしまう原因は?

テレビが大音量になってしまう原因は?
どうしてテレビが大音量になってしまうのか?

テレビの音がうるさい原因

加齢による難聴

これは当たり前の話ですが、高齢者になると目や耳、舌など五感といわれる感覚が衰えていきます。特に高い音から聞こえにくくなるのが一般的です。

人の話す言葉が高音域のため、聴力が衰えてくると人の声がわかりにくくなります。

テレビは低音が強調されている

テレビでは、音の迫力を出すためにスピーカーの低音が強調されているモノが多いです。

そうなると、若い人は高音も低音も聞き取れるのでいいですが、高齢者の場合には、低音ばかりが聞こえるので、なおさら話し声が聞こえにくくなります。

大音量に慣れている

僕にテレビの音が聞こえないと訴えられた方は、テレビの音量を普段「33」で聞いているとのこと。

正直、高齢者の自宅に行くと大抵の方が、僕にとっては大音量でテレビを見ています。もう慣れましたが、、、通常の会話もままならないくらいの音量です、、、。

テレビの音が大きくなるほど耳には負担がかかり、さらに聞きとりにくくなるという悪循環に陥ってしまいます。

テレビの音がうるさくて困った時の対処方法について

テレビの音がうるさくて困った時の対処方法について
大音量でテレビを見ている方と一緒に暮らす家族は「ストレス」がたまりますね。一緒に聞いている自分も耳が悪くなってしまうかも、、、と。

昔は、それでも仕方ないと我慢をするしかなかったかもしれません。

しかし、現代はテレビの音を聞きやすくする対策や商品が進化しているので、試してみる価値はあるかと。

テレビの音がうるさくて困った時の対策

  • 【無料】字幕を表示する
  • 【無料】テレビの音質設定を変える
  • 高齢者向けのテレビ用スピーカー
  • 会話サポートイヤホン【Olive Smart Ear Plus】
  • 人工耳介を搭載した【みみ太郎】
  • 耳鼻咽喉科に行く → 補聴器の活用

上記のとおり。

それでは、一つ一つ深掘りしていきます。

【無料】字幕を表示する

テレビの字幕を表示する。これだけです。

耳が聞こえにくい分を目で代用するイメージ。テレビで字幕設定するだけなので簡単にできます。

ただ、表示されるまで時間差があることや全て字幕になるわけではないこと、何より「聞こえないこと」には変わりないので満足できるかどうか、、、。

実際に字幕設定してみて本人がどう感じるかですね。

【無料】テレビの音質設定を変える

これもテレビで音質設定を調整するだけなので、これも簡単にできます。

ただ、テレビを買って音質設定を変更する人はほとんどいないのでは?男性だと、車のカーオーディオの音質設定と同じです。

高齢者だと、やったことがないかもしれないので、息子さんや娘さんなど操作できる人が必要ですね。音質の調整は、高音を強めて、低音を弱めること。

実際に試してみて、聴きとりやすさが良くなれば、これも一つの方法です。

高齢者向けのテレビ用スピーカー

高齢者向けのテレビ用スピーカーというモノがあります。テレビの音が聞こえない方向けに作られた商品ですね。

この高齢者向けのテレビ用スピーカーには2種類あります。

  • 聞こえやすい音に変換するタイプ【ミライスピーカー】
  • 手元にスピーカーを置くタイプ

聞こえやすい音に変換するタイプ【ミライスピーカー】



高齢者の方がテレビの音が聞こえやすいように設計されているモノです。

「ガイアの夜明け」でも紹介され、「曲面サウンド」という特殊な方法でスピーカーから出る音を小さな音量で遠くまで届くように作られています。

気になる方は、実際のオルゴール音が「曲面サウンド」でどういう音になるのか紹介されているので、ぜひ聞いてみてください。

公式サイトでは60日間全額返金保証付なので、使用後でも返品OK、返品送料も無料、「使ってみて合わなかった」時も安心です。

ミライスピーカーの詳しい仕様については下記の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

手元にスピーカーを置くタイプ

手元スピーカーは、音質自体は補正なしで、手元のスピーカーでテレビの音を補うモノです。手元スピーカーが近くにあるので、テレビ自体の音は小さくて済むのがメリットです。

ただ、同じ場所でテレビ音を聞いている家族にとっては、うるさいと感じるのが手元スピーカーのデメリット。一緒にテレビをみることが多い場合には、注意が必要です。

bluetoothや2.4GHz、赤外線などのワイヤレスタイプがあります。

  • ワイヤレスタイプ

  • 2.4GHzタイプ


その中にはリモコン一体型のモノやネックスピーカー型のモノも。

  • リモコン一体型

  • ネックスピーカー型

会話サポートイヤホン【Olive Smart Ear Plus】




補聴器とは違う会話をサポートするワイヤレスイヤホン。

専用アプリで5分間の調整テストをすると自分の聞こえに合った音の調整ができます。アプリでは、「TVモード」というモードもあるため、テレビの音が聞きやすくなります。

初回は1週間100円でのトライアル(送料無料)があるのでお試しすることができます。

Olive Smart Ear Plus(オリーブスマートイヤープラス)

人工耳介を搭載した【みみ太郎】




集音器の一つで人工耳介を搭載した「みみ太郎」。その特徴は、人間の耳と同様の形状で集音するため音の方向や距離がわかるところ。

耳掛けタイプ、モバイルタイプ、本体集音タイプの3種類で、テレビや音楽鑑賞に適しているのは本体集音タイプで自然で立体的な音が聞こえます。

10日間無料貸し出しサービスをやっているので、お試ししてみるとよいでしょう。

耳鼻咽喉科に行く → 補聴器の活用

耳の聴こえが悪くなったら、耳鼻科を受診して、問診や聴力検査などで耳の状態を調べてもらいます。

高音域の聴こえが悪い結果では、加齢による難聴がはじまっている可能性が考えられますが、加齢による難聴は根本的な治療方法がないのです。

そこで、補聴器を活用するという方法へつながります。

ただ、「補聴器は使いたくない、、、」、「補聴器買ったけど結局使ってない、、」というお話をよく耳にします。

しかし、実際に補聴器を使っている方の中には、補聴器を使う前のテレビの音量が「33」前後だったのに、補聴器を使用すると「15」前後に音量が下がったという方もいます。

ちなみにその方は、テレビ音量を「20」にすると「逆にうるさい」とのこと。

高額かつ定期的なメンテナンスが必要な面がネックですが、ハマると効果が得られる方法の一つですね。「本人が使いたい」という意志があれば、きっと役立つでしょう。

実例:利用者さんに試してみた結果

実例:試してみた結果
実際に利用者さんに試してみたこと、その結果を紹介します。

まずは普段のテレビ音量確認

テレビの音量は利用者さんが「33」で、その家族は「23」。

「10」も差がありました。家族からすると相当うるさく聴こえますね、、、。

実際に試してみたこと

利用者さん自身が試してみたこと

下記の2つ

  • 利用者さんのお母さんが使っていた補聴器をお店で調整してもらい使ってみた
  • 赤外線コードレススピーカーシステムを持っていたので、使ってみた

利用者さんのお母さんが使っていた補聴器をお店で調整してもらい使ってみた

この話を聞いたとき、その行動力には驚きました。僕はこれを試そうという発想が全くなかったです。

しかし、実際に補聴器を使ってみた結果はテレビの音は聞こえにくいまま、、、。自分に合わせて作ったモノではないので合わなかったかもしれません。

赤外線コードレススピーカーシステムを持っていたので使ってみた


これは利用者さんがお母さんのために買って使っていたモノ。お母さんも難聴だったためテレビの音でいろいろ試行錯誤していたようです。

実際に赤外線コードレススピーカーを使ってみた結果は、テレビの音が聞こえやすくても家族は手元スピーカーの音がうるさいと、、、。

利用者さん自身で試したことでは、結局うまくいかなかったようです。

僕が試してみたこと

そこで、今度は僕が提案して試してみたことを3つ紹介します。

  • テレビの字幕を設定してみた
  • テレビの音質を調整してみた
  • 赤外線コードレススピーカーに有線イヤホンをつけてみた

テレビの字幕を設定してみた

普段、ニュースをよくみる方だったので、実際に字幕を設定してニュースを見てみました。その結果は、「見えるよ」でも「あんまりだね」、、、と。

言葉にはしなかったですが、「聞きたいけど聞こえない」という根本的な問題が解決されていないため満足はできなかったのかもしれません。

テレビの音質を調整してみた

次は、テレビ音質設定で高音を強め、低音を弱めてみました。

結果は、「あんまり変わらないな」と。これは本人も家族も僕もまったく変化がわからない程度でした。テレビの機種にもよるのでしょうか、、、。

もうお手上げか、、、そう思った時に気づいたことがありました。
それは「赤外線コードレススピーカー」にイヤホンジャックがある!

赤外線コードレススピーカーに有線イヤホンをつけてみた


イヤホンジャックに気づいたのは、寝室ではベッドに寝ながらイヤホンでテレビを見ていると聞いていたからです。

実際に手元スピーカーにイヤホンを付けると、「うん、これなら聴こえるね」と。テレビの音量は「23」のままで家族も笑顔を見せてくれました。

テレビがうるさい時の対策方法は色々ありますが、難聴のお母さんに使っていた赤外線コードレススピーカーにイヤホンを付けることで結果的に無料でテレビの大音量を解決することができて良かったです。

テレビの音がうるさくて困った時の対策まとめ

テレビの音がうるさくて困った時の対策まとめテレビの音がうるさくて困った時の対策について、

  • 【無料】字幕を表示する
  • 【無料】テレビの音質設定を変える
  • 高齢者向けのテレビ用スピーカー
  • 会話サポートイヤホン【Olive Smart Ear Plus】
  • 人工耳介を搭載した【みみ太郎】
  • 耳鼻咽喉科に行く → 補聴器の活用

上記6つの対策を紹介しました。

「仕方ない」と諦める前に、今回紹介した対策の中で簡単にできることから試してみましょう。実際にやってみると、何か別な良い方法を思いつくかもしれません。

テレビの音が静かになれば、本人にとっても、一緒に暮らす家族にとっても「毎日のちょっとしたストレス」から解放されます。

それでは今回は以上です。
記事がきっかけで穏やかな生活になれば幸いです。