介護保険でレンタルする突っ張り棒手すりの自分に合った選び方を解説

【介護入門】介護保険でレンタルできる突っ張り型手すりの種類や選び方

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介護保険ではじめて突っ張り棒手すりをレンタルする方「どんな種類があるの?はじめてだけど、自分に合ったモノを選びたいな。」

こんな疑問に答えます。

結論は、自分の身体の状況と使う場所・目的から、自分に合ったモノを選びましょう!

本記事の内容

    • 介護保険でレンタルできる突っ張り棒手すりの種類と特徴
    • 突っ張り棒手すりを使う場所・目的
    • 突っ張り棒手すりの選び方
    • まとめ:自分に合った突っ張り棒手すりの選び方について

訪問リハビリで実際に利用者さんの突っ張り棒手すりを選ぶお手伝いをしてきた経験を踏まえて解説します。

この記事を書いた人
ヒロピノ

探究と挑戦を楽しむ理学療法士
医療・介護領域でのリハビリテーションを提供

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介護保険でレンタルできる突っ張り棒手すりの種類と特徴

介護保険でレンタルできる突っ張り棒手すりの種類
突っ張り棒手すりの種類を紹介します。

レンタルできる突っ張り棒手すりの種類

突っ張り棒手すりには2つのメーカーのものがあります。

DIPPERホクメイ株式会社:ベストポジションバー

2001年に公開され、2002年から販売されてきたシリーズです。

株式会社モルテン:バディ

バスケットやサッカーボールが有名ですが、エアマットなど福祉用具も販売しています。

メーカーは上記の2つです。

各メーカーの突っ張り棒手すりの特徴

両メーカーに共通した突っ張り棒手すりの特徴

どちらの突っ張り棒にも共通した特徴は、

  • 取り付けが簡単
  • 組み合わせで使用できる
  • 梁のある天井があればどこでも設置可能

上記の特徴が共通しているので、基本的には使用する場所や目的に合わせて利用することができます。

ベストポジションバー(通称:ベスポジ)の特徴

ベストポジションバーのメリットは、

  • オプションが豊富取り付けが簡単
  • 耐水仕様があり、浴室や玄関など屋外でも使える

上記のとおりで、オプションがとても豊富で円型や角型、ウェーブ型などがあり、一つの棒だけでは足りない機能を上手く補ってくれます。

デメリットは、

  • ”手すり自体の太さが4.5cm”で一つの棒として使う場合、小柄な女性だと太すぎで握りにくいところ

基本的に、福祉用具業者さんもそれについて理解されているので、必ずオプションをつけて使いやすいようにしてくれるので心配はないです。

バディ(2018年10月以降)の特徴

バディーのメリットは、

  • ”手すりの太さが3.65cm”で、ウェーブ型が基本となっていて、一つの棒だけでも握りやすく使いやすい
  • 天井部分のストッパーの種類が豊富で、限られた天井でも取り付けができる。

手すりを付けたい時に一番困るのが、狭い場所にどのように手すりをつけるのかという場合です。

そんな時に、一つの単体として使いやすく基本セットとなっているところが、狭い空間でも活用しやすいところが便利な点です。

デメリットは、

  • オプションがU字型のサイドバーが主体で数が少ないこと

基本の縦手すりとU字型のサイドバー(横手すり)があれば、ほとんどの場合に対応できるので、支障が出ることはないです。

突っ張り棒手すりを使う場所・目的

突っ張り棒手すりを使う場所・目的
よく使う場所は、

  • 玄関
  • トイレ
  • 居間
  • ベッド

それぞれの場所での使う目的を深堀します。

玄関で使う目的

玄関で使う目的は、

  • 立って靴の脱ぎ履きをするときの補助
  • 上り框の昇り降りの補助
  • 玄関内の椅子あるいは上り框からの立ち上がり補助
  • 玄関内での移動の補助

上記のとおり。

玄関内では、靴の着脱を座ってするか立ってするかによって、動作が大きく変わります。

椅子に座って行う場合には、上り框の上に椅子を置くのか、玄関内に置くかでも動作が変わるので、手すりの位置や種類もそれに合わせたモノにする必要があります。

トイレで使う目的

トイレで使う場合は、

  • 立ってズボン・パンツの上げ下ろしをするときの補助
  • 立ち上がりの補助
  • トイレ内での移動補助

トイレ内では、突っ張り棒手すりを使うよりも、住宅改修で手すりを取り付ける場合が多いです。

手すりがなくても動作はできるけど、合ったら安心という場合にお試しで利用することがあります。

居間で使う目的

居間で使う目的は、

  • 椅子やソファーからの立ち上がりの補助
  • 居間の中を伝い歩きする補助

居間は広い空間となるので、椅子やソファーが壁から遠い場合など突っ張り棒手すりがしばしば活躍します。

ベッド周りで使う目的

ベッド周りで使う目的は、

  • ベッドからの立ち上がり補助
  • 寝室内の移動補助
  • ポータブルトイレへの移乗補助など

普通のベッドを使用している場合や寝室内での移動に使われることがあります。

電動ベッドをレンタルしている場合は、レバー柵で立ち上がりの補助をしていることが多いです。

突っ張り棒手すりの選び方

突っ張り棒手すりの選び方
突っ張り棒手すりを選ぶポイントは、どのような動作で手すりを役立てたいかが大切です。

自分がどのような動作をする時に手すりが欲しいのかを考えると自分に合った突っ張り棒手すりを選ぶことができます。

縦手すりが役立つ動作

縦手すりが役立つ動作は、

  • 立ち上がり
  • 段差の昇り降り
  • 立っている姿勢を安定させる

上記のような動作がある場所には、縦手すりがあると手で引っ張ることで動作を補助してくれます。

横手すりが役立つ動作

横手すりが役立つ動作は、

  • 歩くとき
  • 玄関の中やトイレ内など少し移動する場面

上記のように、移動がふくまれている動作では横手すりがあることで動作を補助してくれます。

少しの移動であれば、オプションをつけることでうまく動作ができることがあります。

円型

  • つかまりながら回転するように移動できるのが特徴。
  • 実際にベッドサイドに取り付けてベッドから椅子に移動する際に使っている方が多いです。

角型

  • 縦型と横型のどちらにも設定できて自分の動きにカスタマイズしやすいのが特徴。
  • 玄関内に設置して玄関内の移動に使っている方がいます。

まとめ:自分に合った突っ張り棒手すりの選び方について

まとめ:突っ張り型手すりレンタルについて
今回は、介護保険でレンタルできる突っ張り棒手すりに選び方について紹介しました。

自分が手すりを欲しいと思う動作を考えることで自分に合った手すりを選ぶことができます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
突っ張り型手すり選びの参考になれば幸いです。