【介護入門】はじめて介護認定を受けるための知識と準備すること

【介護入門】「初めて介護認定を受けるために知識、準備すること」

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はじめて介護認定調査を受ける方「一体何を聞かれるんだろう?これで自分の今後が決まってしまうの?、、、家族が介護認定を受けることになり、ちゃんと受け答えができるか心配、、事前にどんなことを聞かれるのか知りたいです。」

こんな疑問に答えます。

結論は、しっかりと準備をしておけば、全く心配ないです!

本記事の内容

  • はじめて介護認定を受ける前に知っておくべき質問項目
  • はじめての介護認定を受ける前に、ノートに回答を準備しましょう!
  • はじめての介護認定の結果を受けて
  • まとめ:はじめて介護認定調査を受ける方

はじめてのことで不安な方やご家族へ向けて解説していきます。

この記事を書いた人
ヒロピノ

探究と挑戦を楽しむ理学療法士
医療・介護領域でのリハビリテーションを提供

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はじめて介護認定を受ける前に知っておくべき質問項目

はじめて介護認定を受ける前に知っておくべき質問項目

介護認定での質問項目は全部で74項目

認定の項目は、全部で74項目です。

身体機能

  • 麻痺や関節拘縮の有無
  • 寝返りや起き上がり
  • 立って歩く

などの体の動きについては、できない・何かにつかまればできる・つかまらないでできるの3つの選択肢で判断されます。

生活機能

  • 体を洗う
  • 爪を切る
  • 移動や移乗
  • 食事・飲み込み
  • 排尿・排便
  • 歯磨き
  • 洗顔・青髪
  • 着替え

などの生活状況については、全介助・一部介助・見守り・介助されてないの4つの選択肢で判断されます。

認知機能

  • 生年月日や年齢
  • 毎日の日課
  • 記憶
  • 季節
  • 場所
  • 徘徊

などの認知機能については、できない・(ときどきある)・できるの2〜3つの選択しで判断されます。

精神・行動障害

  • 被害妄想
  • 作り話
  • 感情の浮き沈み
  • 昼夜逆転
  • 同じことを何度も話す
  • 大声を出す
  • 介護への抵抗
  • 一人で外へ出たがり目を離せない
  • ひどい物忘れ
  • 話もまとまらず会話にならない

などの精神・行動障害については、ある・ときどきある・ないの3つの選択肢で判断されます。

社会生活への適応

  • 薬の内服
  • 金銭の管理
  • 日常の意思決定
  • 集団を嫌がる
  • 買い物
  • 簡単な調理

については、全介助・一部介助・介助されていないの3つの選択肢で判断されます。

上記の内容を本人・家族へ会話で聞き取ることと実際に寝返りや起き上がりをしてもい動きを確認することで調査されます。
このときに、

  • 「できますか?」と聞かれると自尊心の高い方は実際にはできていない、あるいはときどきできないことがあっても「できます」と答えてしまう

ことが多いので注意が必要です。

介護認定を受けることで、サービスが利用できます

介護保険のサービス

  • デイサービス
  • ショートステイ
  • 福祉用具のレンタルや購入
  • 訪問看護
  • 訪問リハビリ など

を利用するときに要支援・要介護という認定を受けなければいけません。認定を受けることで、介護保険のサービスを1割〜3割負担という負担額で利用することができます。

介護認定調査にはどんな人が来るの?

初めて申請を行う場合には、

  • 市区町村の職員と地方自治体に委託された社会福祉法人などの職員が来ることになります。

病院に入院中に申請した場合には、病院に訪問調査が来ます。しかし、病院のスタッフが調査を行うのではありません。

初めて申請するのであれば、

  • 市区町村の職員などが来るため今まで会ったことのない人になります。

ただし、会ったことがなくてもみなさん親切丁寧に聞き取りをしてくれますのでご安心ください。

はじめての介護認定を受ける前に、ノートに回答を準備しましょう!

はじめての介護認定を受ける前に、ノートに回答を準備しましょう!

準備することは、ノートに返答を書き出すこと

準備することは

  • 74項目の質問表を確認してそれぞれの返答をノートに書き出すこと。

このとき注意してもらいたいのは、

  • できるorできないの2択で返答を考えないこと

です。
その理由は

  • 人それぞれ体調の良いときと悪い時があり、うまくできるときやできないときもあるから
  • 自尊心の高い方は「できるとき」と「できないとき」があっても、「できる」時があるため「できる」と返答してしまうこと

実際には介護が必要なことでも、「できる」という返答によって介護が必要ないと判断されてしまことは避けなければなりません。

そのため、「できるとき」と「できないとき」がある場合は、二つとも調査員に伝えるように準備しましょう!

「聞かれたことに答えるだけ」が不安

介護認定調査員が来る日程が決まると相談員からいつ来るのか告げられます。何を聞かれるんだと聞くと、

  • 「聞かれたことに答えればいいんですよ」

と返答がかえってくることがあります。結局何を聞かれるのかさっぱりわからないのでますます不安になりますよね。

聞かれる項目は上記の74項目で決まっています。自分で調べるか家族に調べてもらいどのような項目があるのか確認しましょう。

今の自分の状況をその場でちゃんと伝えられるか不安

  • 自分の状況をその場できちんと伝えられるのか不安

に思う人も良いでしょう。いつも饒舌な方でも認定調査前にはそのように不安になる方がたくさんいます。

だからこそ、事前に自分のできることやできないことを自分なりに紙にまとめて準備をしておくということが一番安心につながりますね。

はじめての介護認定の結果はいつ出る?

はじめての介護認定の結果はいつ出る?

介護認定の結果はおおむね1ヶ月程度かかります

  • 認定調査
  • 主治医意見書
  • コンピューターによる一次判定後
  • 最終的に介護認定審査会で介護度を決定し通知

することとなります。通知までは認定調査を受けてからおおむね1ヶ月程度を要します。もし、それよりも遅れる場合には大抵の場合遅れる旨の通知が届きます。

結果が出るまで気長に待ちましょう。

まとめ:はじめて介護認定調査を受ける方へ

まとめ:はじめて介護認定調査を受ける方へ
初めて介護認定調査を受ける方へ
初めて調査を受ける場合には、見ず知らずの調査員に何を聞かれるんだろうと不安になるかと思います。

人生で介護が必要になる時というのは突然やってきます。ただし、しっかりと準備をしておけばその不安も解消できるでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
介護認定調査の準備の参考になれば幸いです。