【介護】大人用オムツの適切なサイズの選び方、漏れないための工夫

【介護】大人用オムツの適切なサイズの選び方、漏れないための工夫

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介護をしていてオムツの漏れで困っている方「度々シーツまで漏れてしまって、、、オムツのサイズは合っているのだろうか?病院で看護師さんにオムツの当て方を教わったけど、いまいち自信がない。自分なりにいろいろな方法を試したけど、結局漏れてしまう、、、」

こんな悩みに答えます。

はじめに結論を言うと、適切なオムツの試し方をすることで、サイズや吸収量を決めてしっかりとオムツを当てることで漏れる頻度を確実に減らしていくことができます。

ただ、一度漏れてしまうと、また漏れてしまうのではないかと不安が強くなり、パッドにパッドを重ねるなど、逆に漏れやすい状況を作ってしまう、、、という悪循環になることも。

今回の、オムツのサイズや当て方、試し方のポイントを参考にしていただければと思います。

本記事の内容

  1. 大人用オムツのサイズが合っているのか確認するポイント
  2. オムツの当て方の方法・コツ
  3. 漏れないための適切なオムツの試し方

今回は、おむつフィッターのアドバイスをもとに訪問リハビリの経験を踏まえて解説します。

この記事を書いた人
ヒロピノ

探究と挑戦を楽しむ理学療法士
医療・介護領域でのリハビリテーションを提供

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大人用オムツのサイズが合っているか、指で確認してみましょう!

大人用オムツのサイズが合っているか、指で確認してみましょう!
オムツのサイズ合っていますか?

オムツのサイズと漏れ

オムツを購入する際に、少し大きめの方が良いと思って購入していませんか?

確かに、少し大きめの方が本人が脱ぎはきしやすく、介護する側としても装着するときや脱ぐ時に楽な場合があります。

しかし、この少し大きめというサイズは、漏れる危険性と隣り合わせだということを覚えておいてください。

まずは、いつも履いているズボンのサイズを基準に選びましょう。

オムツはMサイズでも60から85cm、Lサイズでも70から105cmなどある程度幅があります。

例えば、70cmだとするとMサイズもLサイズも適する範囲の中に入ります。

試供品がもらえれば、両方のサイズを試してみて、どちらにするか決めるとよいです。

隙間がどのくらいあるか

ウエストや足回りにどのくらい隙間があれば良いのでしょうか?
軽く指1本入る程度が正しいサイズと言われています。

一度漏れを経験するとオムツの痕がつくほどキツすぎる場合にしてしまう方がいます。逆に、少し大きめと言っても手首まで楽に入ってしまうのは好ましくありません。

※指1本が軽く入る程度にしましょう。

吸収量はどのくらいを想定しているか

オムツやパッドにはそれぞれ吸収量は考えているでしょうか?

吸収量はよーく見ないとわかりにくい場合も多く、パッと見は何回とだけ書いてある場合がありますが、基本的に1回の排尿で150mlを想定しています。

例えば、4回分の吸収量であれば600mlとなります。

※日中なのか夜間なのかで状況が変わりますので、それに合わせた吸収量を想定しましょう。

オムツの当て方・コツ

オムツの当て方・コツ
オムツをきちんと当てていますか?

ギャザーを立てる

オムツを履くときや履かせるとき、袋から取り出してそのまま当てていませんか?ギャザーが立っていなければ・・・。

皆さんお分かりの通り、漏れてしまいます。
なぜならギャザーが立っていないから。

テープ式でもパンツ型でもギャザーがついているものは全て、ギャザーを立てること!ここから始まります。

腰の高さに位置を合わせる

次は腰の高さに位置を合わせること!
これが2番目にすることです。

もし、腰の高さより低く位置していると・・・足の隙間ができて漏れてしまうからです。

腰、ウエストの高さに合わせましょう!

オムツの中心と体の中心と合わせること

ギャザーを立てて、腰の高さを合わせたら、次にすることは中心を定めること!

もし、オムツが体の中心よりズレていたら・・・足の隙間ができて漏れてしまうからです。

そのためオムツの中心と体の中心をしっかりと合わせましょう!

  1. ギャザーを立てる
  2. 腰の高さに合わせる
  3. オムツと体の中心を合わせる

上記3つのコツを押さえれば怖いもの無しです!

漏れないための適切なオムツの試し方

漏れないための適切なオムツの試し方
漏れないためにどうすれば良いでしょうか?

オムツだけで適切な吸収量を確認する

オムツだけ?不安で仕方ないと思いますよね。
オムツだけだと漏れてしまう、そう思う方が多いと思います。

なぜオムツだけかと言うと、しっかりとギャザーの効いた状態で尿量を確認できるからです。こう言われても心配だと思いますが、これは将来漏れないために試していく一つの過程です。

具体的には、まずオムツだけで吸収量が足りているのか、あるいは漏れてしまうのかを確認します。オムツ全体が濡れていて、漏れている場合には、吸収量を増やせるのであれば増やしてまた試します。

これで漏れないのであればその設定で大丈夫です。ただ、そう易々と解決できないのでそれでも漏れる場合はどうすれば良いでしょうか?

オムツ全体が濡れているのか、部分的に濡れているのかを確認する

全体が濡れていればOKです。何がOKなのか?それは最大限にオムツ自体の吸収ができているからです。ギャザーが効いているということですね!

部分的に濡れているのはどうか?

前後左右の部分が濡れていて、漏れはどこかを確認します。
→これは尿が出ていきやすい方向を特定することです。

オムツでも特定の方向に尿が流れていき、そのスピードが速いと吸収が追いつかない場合があります。その場合には、ひょうたん型のパットの大きい方を漏れやすい方にセットして試します。

パッドを取り除く時間帯などもいくつか試します。
まさに試行錯誤ですね。

その他に試すこと

パンツ型を使用している場合には、ボクサー型のオムツもあります。
これは足の周りがフィットするので、足の周りからつたって漏れる場合に効果的です。

まとめ:大人用オムツの適切なサイズの選び方、漏れない工夫

まとめ:大人用オムツの適切なサイズの選び方、漏れない工夫
以上、大人用オムツの適切なサイズの選び方、漏れない工夫について解説しました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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